青森は晴天。Junは従妹たちと一緒に近所の保育園に行きました。
今朝は行きたくないと泣かれてしまったが、無理やり連れて行ってもらう。
環境の変化による心のストレスは大いにあると思うけど、今日いっぱいまでは目をつむる。
埼玉、千葉でも水道水、空間線量、定時降下物についてだいぶ下がってきたようです。
今後、埼玉に戻って子供の通常の生活において心がけることは、
雨に当たらせない。摂取する水・食品に気を配ること。
水はミネラルウォーターを薄めて使うなどして、体内への摂取を少なくします。
この二日間、チェルノブイリ事故に関する文献を見ていました。
今回読んだ資料は、
・チェルノブイリ食糧汚染 七沢 潔
・OECD諸国におけるチェルノブイリ事故の放射線影響 OECD原子力機関
・チェルノブイリ10年 原子力資料情報室 編

チェルノブイリの事故のあと、日本にも放射性物質は輸入食品のほか、降下物によって汚染はあったんですね。
・事故後の千葉へのセシウム降下量
チェルノブイリからの距離 9,000km
総セシウム(セシウム137+134) 1,700MBq/km2 ※日本全体の平均降下量は130MBq/km2でした。
サンプル期間:1986/4/30~5/22 ※事故は1986/4/26
これはどういう値か・・・
2011年3月19日~27日に千葉県環境研究センターで採取した降下物分析結果によると、
放射性セシウム137の総降下量は3,651MBq/km2 というわけで、2倍程度の降下量になっていると思われます。ただし、今後も降下量は増加していきます。
また、ヨーロッパで4,000MBq/km2程度の降下量だったところは、
チェルノブイリから1,500km離れたルクセンブルグです。
ルクセンブルグは事故後、新鮮野菜の摂取前洗浄についての勧告(1~2週間)、新鮮野菜の国内販売禁止(1~3週間)の対応を行っていますが、国によってその対応はかなりバラつきがあります。
その後の作付けや残留放射性物質については、残念ながら調べ上げられませんでしたが、今の関東地域と同等の低濃度汚染地域について作付け制限は行っていないようです。今後は継続調査によって数値を明らかにし、消費者と一緒に考えていくことになるのでしょう。基準値以下の野菜であれば、たくさん野菜を食べても年間被ばく量の目安より下回ることは明らかです。→換算
上記は地域平均値なので局所的に大きな値が出る地域(ホットスポット)はあります。※OECD諸国におけるチェルノブイリ事故の放射線影響 OECD原子力機関 データ参照
※チェルノブイリ食糧汚染 七沢 潔 には千葉は111~148MBq/km2となっています。なぜ!?
当時、日本人のセシウム摂取量も増加したとのこと。世界規模の汚染だったのですね。
今後の畑の参考になるかと思って調べましたが、ヨーロッパ諸国の低濃度汚染地域に関する事故後の畑については分からずじまい。言えることは北半球の国々は過去に放射能汚染を受けた大地であるということ。過去のデータと比べることは意味があることです。
ちまたでは、ヒマワリやアブラナ科の菜花を植えるとセシウムの吸収率がいいとか流れています。
それぞれの地域の汚染の度合いをまず把握することが先決。もちろん、これ以上の放射性物質の飛散は確実に抑えてほしいです。
結局どうするのって!?
これからの作付けをどうしたらいいのか・・・。
いつも通りやっていきます!