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千葉県山武市で就農。命をとりあげる産婆さんにちなんでサンバ。持続可能な農業を目指して健康でおいしい野菜を栽培中。飲食店向けに販売!
種の開発者
野菜の種がないと野菜がつくれないのですが、種のメーカーは世界にたくさんあり日本にも何社もあります。
今回はその中でも大手の株式会社サカタのタネの野菜見学会に参加してきました。

新品種の紹介や品種比較、特性などを見ることができる絶好の機会です。
野菜の品種特性を理解することでその野菜の100%の力を発揮させることができます。
種の開発者たちは生みの親のようなものです。
彼らがこの見学会のために栽培した野菜を目の前にすると興奮します。
100点に近い野菜たちです。

最近はレストラン向けに小さなサイズで獲ったり、脇芽をとったりと、きっと彼らは驚くような収穫もしています。
けれどそれが100点になる場合もあります。
つまりお客さん次第です。
市場やスーパー向けに作るのか、レストラン向けに作るのか、個人の方向けに作るのかで目標とする大きさ、形が変わってきます。

いろいろなメーカーが見学会を行っていますが、メーカーの担当者の話を聞いていると、その野菜をつくりたくなってきます。
思い入れや愛があるんですよね。自分たちの種に。
その情熱のこもった種を発芽させるのはぼくたちの役目。

種を買うのがますます楽しみになりました。

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[勉強会
<勉強会>サカタのタネ 視察会
月曜日

そろそろ一年になる月に二回のサカタのタネ栽培講習会。

月に二回通うのは時間的にかなり大変ですが、
継続的に種苗会社のスタッフによる栽培指導を受けられる機会はなかなかありません。

今回は、掛川にあるサカタのタネ総合研究センターへ講習会の仲間たちと訪問しました。

品種比較が一目でわかりますね。他社の品種もあります。

残念ながら傘が折れるほどの暴風雨でゆっくりできなかったものの、
とはいえ3時間半はいたかな、有意義な時間を過ごすことが出来ました。

100点の状況で作られた作物を見ると、自分はその品種の力を全く出させていないことに気づきます。
その品種の生育を助けてあげられていないということですね。

はがゆいのは自分ではなく、作物だったということです。

ほうれん草小松菜。
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キャベツ
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ネギ 来年気合入れたい作物です。
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トマト 美しすぎます。
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抑制豆。
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圧巻ブロッコリー。施肥と定植につきる。
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化学肥料効果もあるでしょうが、この野菜達こんなに力持ってんだー!と感心します。

土づくりとは言いますが、ここの土はポロポロの石混じりの見るからに力のなさそうな感じです。

おそらく肥料管理がしっかりされていて、作物が必要な時に必要量の養分を吸えている状態なのでしょう。
そして酸素も。

ストレスのない健康な野菜たちは多少環境が悪くても人の手助けにより一人前になれるのです。

品種比較も面白かったですが、野菜たちの姿に目を奪われていました。
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[勉強会
<勉強会>農ライン JYAGAOKAファーム見学会
水曜日

AM:ズッキーニ交配・収穫、ショウガ発芽確認、
PM:農ライン

久々の農ライン。クソ忙しい中でもみんなで先輩農家に学びに行こう!
という非常にためになる機会です。

今回は成田のJYAGAOKAファーム 岡田さん。みみずの会の生産者です。

自分と同じように卸中心の販売ですが、原発事故後新たな動きが必要だ!と最近活発に動いている方です。
注目すべきはその栽培技術。
その根本の土づくりは堆肥とぼかし施用のシンプルなものでした。
あとでその土壌分析を見せてもらうと驚きの数値が並んでいて、
作物の様子と照らし合わせて納得です。
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同じくみみずの会の板橋さんの土づくりに対する考え方も
すんなり頭に入ってくる内容で、自分も実践したい!と話を聞きながらワクワクです。
地元で手に入る資材+市販の微量要素資材。
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裏山の竹林の土をもとに作られた土着菌を元菌としてぼかしにまぜて発酵させています。
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岡田さんの笑顔が印象に残る見学会でした。さすがです。
ありがとうございました!!!そしてこれからもよろしくです。
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[勉強会
<勉強会>
木曜日

今日はサカタのタネの勉強会の日。
いろいろと小技をゲットできます。

こちらは、ゆたんぽ。
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[勉強会
<勉強会>オンライン小祝塾
金曜日

19:30~22:00でオンライン小祝塾。
小祝さんの本 有機栽培の病気と害虫 に沿って病気や害虫発生のメカニズム、防除についての講義。

作物が摂取する窒素の状態やミネラル優先かどうかで病害虫の発生、さらに味にも影響。
ミネラルは特に鉄に注意。鉄は根を作るのに必要。貧血気味の根は深く伸びることができないため、他のミネラルを吸うことができない。
団粒構造をつくることにより根の張りが良くなり、栄養分を吸うことができる。→堆肥の施用

消費したミネラル分は外部から持ちこまないと欠乏しますよね。最初は採れても何年かすると採れなくなるのはミネラル不足。補給しましょう。

にがりはNaCl濃度に注意して散布する必要あり。塩素は皮を固くする。
低濃度で様子を見ながら。葉面より潅水してはどうか。
ぼかしをしこむときににがりは微生物の活動を抑えてしまう可能性あり。
これも様子を見ながらやりましょうとのことでした。
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[勉強会
<勉強会>オンライン勉強会

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時間と金を節約して効率的な情報交換の場として巷で話題!?
長野の有機農家を中心に開かれていますが、参加しているのは日本全国。
Googleとスカイプで資料の閲覧・書き込みの共有化、複数同時通信で圃場や経営についての説明をしていきます。

圃場見学って複数で行くとみんな見る視点が違って一人で行くよりも何倍も得るものがあるので、
今回のこの勉強会も複数で参加することに重要な意味があります。

小学生のときに初めてファミコンやったとき以来の感動ですね。

次回は東金のあいよ農場です。
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[勉強会
大田市場見学
火曜日

大田市場見学。
管轄の農業事務所(去年は農業振興センターという名称)主催の見学会。
農業事務所は県の機関になるのかな。農業振興を!というのが目的なのでしょう。
どの程度実際の農業に貢献できているのだろうか、少し疑問ですがこのような機会でしか
市場は行かないと思うので使っていこうと思います。

せりは5:40から。
たくさんの野菜が前日の午後から真夜中にかけて全国から集められます。
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農家の野菜は地元JAから卸売業者に販売委託され、仲卸業者や売買参加者(小売店、スーパー、地方市場、加工業者)が買っていきます。ここまでが市場の中で、その後小売業者や消費者に流れていきます。

たとえば、せりで1000円の人参10kgは卸売業者とJAの手数料で20~30%引かれて700~800円。
ここから種苗、高い肥料、被覆資材、機械減価償却費と人件費が引かれると残るのは、
300円くらいでしょうか。
1反で3トンとれるとして300ケース×300円で90,000円の利益。
規模拡大に走るわけね。
食っていげねえ~、と嘆く農家。
考えていきましょう。
国も大規模農家を増やす方向にとのことですが、中山間地がほとんどの日本ではたして実現できるのか。
できるのならもうやっているでしょう。
大規模にしてもこんな利益じゃあね・・・。
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[勉強会
<勉強会>種苗屋さんの講習会
月曜日

AM:春ダイコントンネル、講習会
PM:講習会、ニンジン収穫・調整

月に一~二回参加している種苗会社による講習会。
今日は、播種~育苗、ぼかし作りについて

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・前もって準備しておく。
 前もって と 準備 はほぼ同じ意味だけど、ここが大事。
 発芽しやすい条件でまく。
 育苗トレイは土を充てんして前もって湿らしておく。
 100点を目指して栽培しても、適温・適湿条件を整えていないと播種の段階で-20点スタート。
 間引き遅れや鉢上げ遅れ定植遅れでさらに-20点。収穫時には60点となる。
 前もって準備することが大切。
・苗半作
 たとえばトマトだと、苗の段階で4段目までの花芽ができる。通常ならこれで半分決まる。
・育苗のメリットは人が適切な環境を作ってあげることができる。
・育苗トンネルは、上から

 ビニールトンネル
 
   苗
 根切りシート
   ワラ
  電熱線
   ワラ
  ビニール

 電熱線を土に埋めると電熱線の周囲が乾き、熱が伝わりにくくなる。ワラの場合、空気層がある。
・上部のビニールトンネルは中央を開閉できるように真ん中を切ってクリップで留めると、
 換気の際に、上部から暖かい空気が逃げる。裾をあけると冷気で急冷されて苗が痛む。
・サーモはポットの土にさす。
・初期の水やりはじょうろで上からではなく、苗の畝間に落とす。泥はね防止と新芽に水滴がたまりレンズになるのを防ぐため。
・初期はよちよち歩き状態と同じ。大人の世話が必要。

農家にとっては当たり前のことでしょうが、基本が全くない私にとって大変勉強になる時間なので、次回も楽しみにしています。
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[勉強会
<勉強会>オンライン圃場見学
木曜日

長野発、全国初!?第一回オンライン圃場見学会開催。
すっげー!ウハウハですよ。
高速回線とスカイプ、googleによってこんなこともあんなことも。
長野の有機農家の生の声を聞きながら、というか会話しながら写真も見つつ圃場見学。

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加工品の位置づけ、土壌分析、地域とのかかわり・・・。うーん、おもしろい!
小型のブロキャスが気になる。

三つ豆ファームの山木さんと興奮した夜でしたよ。
第一回はのらくら農園さん。ゆーっくり大きな渦を作っていくような方でした。
ホームページもしっかり整えていますね。
2月にお会いできるのを楽しみにしています。


Posted by サンバファーム
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[勉強会
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